11月20日の新聞折込チラシで見つけたのですが、スタイルの良いモデルさんでなく、等身大の現代女性にちかいモデルを採用、じゃっかんぽっちゃり系とも言えるモデル起用に、時代の移り変わりを感じました。
で、コレが気になるその広告

かわいいモデルさんですが、これまでの「細っ!!足長っ!スタイル良っ!!」感はありません。
むしろ、ガッツリ高いヒールを履いてもそれほどスラっとみえる訳でもなく、足が長いわけでもありません。

こちらも同じく。
体型だけ見れば、ドウ見ても一般人です。
さらに…。

こちらの足だけの写真。
上のモデルさんは、むしろかなりムッチリ感があります。
ひざ上の太ももにはしっかりお肉がついていて、スタイルの良いおしゃれに気をつける女の子よりも太いくらい。
同じ日の広告と比べてみると…。
マツヤのモデルが一般人体型だったのに気づいた2015年11月20日の他の広告とくらべてみるとこんな感じです。
マツヤ以外ではファッション系はこの2つだけだったのですが…。
ユニクロは…
ユニクロ広告は、最近どんどんスーパーのチラシのように騒がしくなってきていますが、スタイルの良い女性モデル。

青木スーツは…
AOKIスーツ(あおきスーツ)はいつものように、上戸彩さんとスタイルの良い女性たち。

これは普通な感じです。
今までどおりです。
そして、コレがマツヤのチラシ。

特におしりから太ももの辺りは、細くないリアルな女性の体型です。
そもそも、これまでが細すぎた!
そう、世界の主流はコチラです。
ファッションの発信地・パリコレでも、今や細すぎるモデルは出場禁止となっています。
細さばかりをもてはやす現代。
10代20代の女性で拒食症になる人や痩せすぎ傾向が多いのも事実です。
※もちろん、原因はそれだけではありません。
さらに、マツヤのような「カジュアル」「親しみやすさ」を売りとするブランドの広告なら、一般人とはほど遠い体型のモデルを起用しても現実味がありません。
正直スタイルの良いモデルが着たら、スタイリングさえよければ何を着てもそれなりにかっこ良く見えます。
一方、ジーンズショップに来るお客さんが必要なのは、等身大の自分に似合うズボンです。
特にシルエットの分かりやすいスキニーやパツパツしたパンツだと、細いモデルさんが履いていたのではリアルなシルエットは分かりません。
画期的な太めモデル!
そういう意味で、このマツヤ広告のぽっちゃり系モデルの採用、大いに評価したいです。
ぽっちゃり系といっても、全然太っている訳ではありません。
ただ、これまでのモデルが細すぎただけです。
女性は少し脂肪がついている位のほうが健康的です。
実際にズボンを履いた時の全体図もイメージしやすく、分かりやすいことこの上ない。
これからの時代、このような等身大モデルがどんどん増えていくかと思います。
一歩先をゆくマツヤの広告。
SNSや写真加工技術が発達して、モデルのような写真を自分でも取れるようになった現代。
スタイルの良い、美しいモデルが賛美される「モデル全盛期」は終わりつつあるのかもしれないですね。